2011/10/09 朝日新聞紹介書籍

10/9の朝日新聞に載っていた本でもうひとつ。

宇宙は本当にひとつなのか

「最新の理論と実験から迫る新しい宇宙論
 宇宙の全体を調べてみると、目に見える物質は5パーセントにも満たなくて、 残りの約96パーセントは
 正体不明の暗黒物質と暗黒エネルギーだというのです。私たちは、目に見える宇宙こそ宇宙だと思ってきましたが、
 最近になって それがまったくの間違いであることがわかってきたのです。
 暗黒物質と暗黒エ ネルギーの正体を探っていくと私たちには目に見えない多くの次元と
 無数の宇宙が存在しているのではないかというのです。
 急展開を見せる宇宙の最前線をふまえて「宇宙とは何か」を問い直す最新宇宙論入門。

 <著者からのメッセージ>
 宇宙はわかってくればわかってくるほど、さらに大きな謎が出てきます。
 この本ではまず、あまりにも大きい宇宙の大きさを少しでも実感できるように、地球から少しずつ離れ、
 太陽系、銀河、銀河団、と大きなものを見ていきます。
 そこでまず出会うのが暗黒物質。これがなくては星も銀河も私たちも生まれなかったのです。
 さらに遠くへ、つまり過去へと遡っていくと、宇宙の膨張を加速して引き裂いている暗黒エネルギーに。
 これが宇宙の運命を決めています。
 この暗黒物質を説明するために真剣に議論されている異次元、そして暗黒エネルギーを説明するための多元宇宙。
 宇宙には目に見える3次元の空間だけでなくさらに異次元の空間があり、しかも宇宙そのものがとてつもない数、
 試行錯誤でできたのかもしれないというのです。
 宇宙をわかりたいと飽くなき挑戦を続ける研究者たちの最新の考え方をご紹介します。」

 (Amazon.co.jp 内容説明より引用)

ちゃんと理解しているとは言い難く、ほとんどファンタジーと同列ですが、
宇宙や量子力学が好きで、量子コンピューターの本とか、ひも理論の本なんかを読んだりしています。
以前、NHKでやっていた、ポアンカレ予想のドキュメンタリーは面白かった。

この本は最新の宇宙論について語られた本。
著者の村山斉さんは東京大学『数物連携宇宙研究機構』の機構長をしている方です。

うん……『数物連携宇宙研究機構』が何なのか、僕にはわからないよ。
なので、wikiで調べてきました。

■数物連携宇宙研究機構
 数学と物理学の連携により宇宙の最も根源たる謎(暗黒物質など)の解明に挑む、東京大学総長室直属の研究機関。

 数物連携宇宙研究機構wiki
 http://bit.ly/eJVpzm

つまり、宇宙研究の最先端を行く研究所ということなのでしょう。
新聞の感想、Amazonのレビュー共に「わかりやすい」というキーワードが多く出ていたので、安心して読めそう。
多次元宇宙より、暗黒物質の方が詳しく書いてあるみたいですね。

この本は、宝島社文庫とは記事を分けたかったのですwww